初志 忘れるべからず?
昨日4月2日は実質的な新年度です。多くの企業で入社式が行われました。実感はないですが、業績は回復しているんだそうです。そして団塊世代の退職を背景に、新人たちには、成長の担い手として期待が高いということです。入社式の訓示には業界再編など企業を取り巻く環境が激しく動く中、張り詰めた雰囲気の式も目立ったようです。
ところで、「和楽多屋」の新年度はどうかというと、従来のスタッフによるいつもの単なる月曜日のミーティングでした。新年度だから新たにどうしようということではなく、引き続き「自分たちにできること」それを見つけて発信する。という考えを確認しました。
こんな使い方は無いとおもいますが 初志 忘れるべからず です。
間違った解釈をされそうですが、「初心」と「初志」はまったく違います。
初心 忘れるべからず
この言葉は世阿弥の晩年の著書「花鏡」にある言葉だそうです。ここでいう「初心」とはある程度その道を経てきたものが、「その時々」に思う心だそうです。自らの中だるみ、慢心を戒めるために使うのが正しく「初心に返る」「初心に戻る」という具合に戻ってしまってはいけないのだそうです。
使い方を間違えないようにしないといけませんね。
初志なら貫徹が相応しいと思いますが、まだまだこれからの「和楽多屋」には 初心 忘れるべからず よりもあえて 初志 忘れるべからず のほうがいいのかなと思いました。
出てきたついでというか、こじつけというか
交通安全、家内安全のお守り「世阿弥守護面」も紹介させていただきます。
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和楽多屋スタッフ:SEN