和楽多屋日記

伝統工芸・和雑貨の「和楽多屋」店長の日記。

みそかそば

いよいよ来週の月曜日は大晦日。大晦日のお料理といえば、やっぱり「年越しそば」でしょう。おそば屋さんにとってはこの日が一年中で一番繁盛する日で、除夜の鐘がなる頃まで、てんてこまいの忙しさらしいですね。

でも、昔は大晦日だけではなく、晦日、つまり毎月の最後の日には、“みそかそば”と言っておそばがよく食べられていたそうですよ。

でも、いつからこのような風習になったのでしょうか?

物の本によると、それは江戸時代の中期のことだそうです。しかしその理由は諸説紛々でこれといって定説がありません。まあ、代表的な説には、そばのように“細く長く”生きたいということから、というものや、そばが切れやすいことから、1年の苦労を切り捨てようとして食べるという説もあるそうです。

でも、そばが“細く長く”なら、うどんだって“細く長く”なのに・・・と思ったら、やっぱり関西では一部そういう風習のところがあったようです。ただし、こちらは“太く長く”だそうですが(笑)

まあ、ところかわれば品変わるですが、いずれにしても、新しい年に希望を託し、気持ちを新たにしようという気持ちに変わりはないでしょう。みなさまも大晦日には、おそばを食べて、いい年を迎えてくださいね(^^

和楽多屋スタッフ:MORI