和楽多屋日記

伝統工芸・和雑貨の「和楽多屋」店長の日記。

秋刀魚

まだ、暑いことは暑いのですが、何となく空気が秋めいて来ましたね。食欲の秋ということで、秋は美味しい食材がたくさん出回ります。

秋を代表する食材のひとつに秋刀魚(サンマ)があります。何しろ名前の字に“秋”とあるのですから間違いありませんよね(^^

サンマの語源は、体が細長いことから「狭真魚(さまな)」の音便約とする説などがあるようですが、漢字の方は、ズバリ秋に獲れる体が刀のような魚という意味です。

おいしい秋刀魚の選び方は、まず大きなものです。30センチ以上がいいですね。小さな秋刀魚は小骨も多く、脂ものっていませんから、よくありません。その次は幅のあるもの。つまり太っている秋刀魚です。やはりそれだけ脂がのっているということです。

それから、尾のところが黄色くなっているもの。これは栄養状態がいい証拠で、それだけ肝もうまいのですね。

一般に秋刀魚は雄よりも雌のほうがうまいと言われています。それをどうして見分けるかというと、雄は下あごがとがっていてオレンジ色をしているのに比べ、メスは下あごがまるくオリーブ色をしています。

これからが秋刀魚の旬です。旬の味をめいっぱいいただきましょう!


改めて日本の四季の良さを感じますね。
この伊藤紘先生の作品は国際難民支援会 Refugees International Japan(RIJ)のグリーティングカードにも採用されています。

和楽多屋スタッフ:MORI