和楽多屋日記

伝統工芸・和雑貨の「和楽多屋」店長の日記。

東京手描き友禅の几帳(きちょう)に魅入る。


伝統工芸士 倉谷憲明さんの作品展「THE YUUZEN」行ってきました。「染額」でお世話になっておりますが本物の着物と帯の美しさは、さすが倉谷さんならではと、その職人技をたっぷり堪能させていただきました。
さらに、そこで目にした几帳(きちょう)に目を奪われ、これぞ「日本の美」としばし魅入ってしまいました。これはシャレではなく貴重(きちょう)な大変に素晴らしい作品ですので今後また展示の機会を是非つくって欲しいと思いました。
几帳(きちょう)は、平安時代以降公家の邸宅に使われた、二本のT字型の柱に薄絹を下げた間仕切りの一種で源氏物語絵巻にも描かれています。
今は結婚式場、神社、寺院、料亭、旅館等で使用されたり、好きな方はご自宅でインテリアとして使われるているようです。