和楽多屋日記

伝統工芸・和雑貨の「和楽多屋」店長の日記。

3.11から10年、合掌。

f:id:warakutaya:20210310114515j:plain

奈良薬師寺日光菩薩

3.11今日で10年、復興には除染など多くの課題を抱え、まだまだ時がかかりそうです。
今、コロナ禍にあって変異ウイルスなど考えるだけで心が落ち込みます。
そんな中あって、無力な自分にはただ手を合わせ祈ることしかできません。
「合掌」人が親しみをもって信仰の対象とし、日々の生活が癒され、「自分への自信」と「人への慈悲」の心が生まれ、明日への活力が得られるのであれば、合掌することは意味のあることと思います。心を強く持って生きなければの思いです。

千の光明を発し、生や苦の闇をなくすとされる日光菩薩は太陽の象徴とされ、月光菩薩は月の光の象徴とされています。その日がかならす太陽が広がる晴天ばかりでなく、夜の月にあってもいつも姿が違います。
薬師如来は、日光菩薩月光菩薩が病に苦しむ人を助けることができるのは、1日それぞれ昼夜を分担し、薬師如来の教えを護っていてくれているからといわれます。

画像は伊藤紘氏 型染版画より掲載させていただきました。