和楽多屋日記

伝統工芸・和雑貨の「和楽多屋」店長の日記。

3.11に思う。「日光菩薩」と「月光菩薩」


奈良薬師寺日光菩薩
千の光明を発し、生や苦の闇をなくすとされる日光菩薩は太陽の象徴とされ、月光菩薩は月の光の象徴とされています。その日がかならす太陽が広がる晴天ばかりでなく、夜の月にあってもいつも姿が違います。同様に人の心や身体も元気がよい時とそうでない時があり気持ちが落ち込むこともあります。
忘れてはいけない3.11あれから一年が来ようとしています。無力な自分にはただ手を合わせ祈ることしかできません。
薬師如来は、日光菩薩月光菩薩が病に苦しむ人を助けることができるのは、1日それぞれ昼夜を分担し、薬師如来の教えを護っていてくれているからといわれます。
画像は伊藤紘氏 型染版画より掲載させていただきました。