和楽多屋日記

伝統工芸・和雑貨の「和楽多屋」店長の日記。

街でみかけた「和」など

勤務する会社の最寄り駅は丸の内線の茗荷谷(みょうがだに)駅。東京方面からきて後楽園駅の次の駅で春日通りに面した文京区立茗台中学校の前です。茗台は、みょうだいではなく、めいだいと読みます。今日はその通りから見た中学の生徒さんの作品の「和」について書いてみました。。
通りから見えるそれらの作品は大変に興味深く、必ず写真に撮ろうと思っていました。思いおもいの漢字を絵文字で表現し、作品にしたものです。それぞれのアイデアがユニークで、ユーモアもあり面白く見させてもらいました。この生徒さんの作品から私の好きな「芹沢圭介美術工芸館」の人間国宝、芹沢圭介さん(1895〜1984)の作品を思い浮かべたりしました。この生徒さんのなかから日本が誇れるそんなひとが生まれるかもしれない、そう思ったのです。
鉢に植えられた花が一斉に咲いた頃がシャッターチャンスかも知れませんが夏休みが終わって作品が片付けられてはと思いシャッターを切りました。
花の名前は分かりませんが、咲いてた花もありましたのでそれも撮影しました。
この学校ではこの前には「藍染め」の作品を展示していました。その時は撮影しそびれてホントに残念!でした。
私が知らなかっただけで、「日本の伝統文化」は、こんな生徒さんによって引き継がれ、どっこい生きているんだなーと感激しました。
先日の読売新聞に「広げたい伝統文化を学ぶ試み」として、日本の伝統文化を知らない若者がふえているのは、学校や家庭、地域で接し、学ぶ機会が減っているからではないか。そうした危機感から高校の教科書・科目として来年度、東京都教委が「日本の伝統文化」、兵庫県教委が「日本の文化」を創設する。とありました。
日本の伝統文化が長い歴史のなかから生まれ、現代でも理解され、評価されることは大変に素晴らしいことと思います。
茗台中学校の皆さん、この次に何が展示されるか楽しみにしてますよ。

スタッフ:SEN