和楽多屋日記

伝統工芸・和雑貨の「和楽多屋」店長の日記。

福沢諭吉の魂が現代に甦る「諭吉かるた」

warakutaya2006-11-16

遊びながら賢く学ぶ「孫徳かるた」について11月9日にスタッフ:MORIがブログにて紹介しましたが、今日は福沢諭吉のかるた「諭吉かるた」についてご紹介いたします。

天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず─『学問のすすめ』の福沢諭吉の有名な言葉です。

多くの国民に親しまれた諭吉の人生をわかり易く四十八枚のカルタにしてあり、これだけコンパクトに分かりやすく諭吉の人生や思想をまとめたカルタは初めてです。
福翁自伝」、「福翁百話」など福澤先生の著作からのエピソード抜粋や「諭吉十訓」に見られる先生の語録的なものは過去に多数存在しておりますものの、先生に縁のカルタは不思議にも存在してはおりませんでした。

福澤諭吉の著作がかくも分かり易い文章でなければ幕末から明治維新にいたる激動の時代にあってあれほどまでに多くの国民に親しまれ、結果、近代日本国家の礎形成に多大なる影響を及ぼすことはなかったのではないだろうか、そして日本の近代化の姿もおそらく違ったものになっていたであろうことを考えると、福澤諭吉の偉業をあらためて思い知らされるとともに、「平易な文章 福澤の特技」の実践はいまの時代にあっても生かされるべき知恵の一つです。
諭吉ファンにはたまらないカルタではないかと思います。
料飲三田会の企画発行、300箱限定で再版の予定がなく、たいへん貴重なものとなっています。

福沢諭吉の肖像は1万円の紙幣としてもみんなが知っていますが、別の意味でも間違いなくファンは多い。
私も大ファンなのですが、ふところを温めてくれている福沢諭吉翁が確かにいたはずなに、いつの間にか通り過ぎてしまい、さみしい思いをします。もっといつまでも、いて欲しい今日このごろです。

http://warakutaya.com/karuta-yukichi.html

スタッフ:SEN