和楽多屋日記

伝統工芸・和雑貨の「和楽多屋」店長の日記。

料理ができる男

最近、料理のできる男がもてるのだそうであります。まあこれは男女平等ということもあり、別に料理は女がやるものと決まったわけではないので、面倒な料理を男がやってくれれば、それはそれで大歓迎という女性が増えてきたということですね。

ということで、昔ならあまりなかったことですが、男でも堂々と自分の料理の腕を自慢しても、ちっともおかしいことではないということになっています。“男子厨房に入るべからず”という訓えは、すっかりカビが生えて忘れさられてしまいました。

でもこれは男にとっても歓迎すべき風潮なのかもしれません。というのも、料理こそクリエイティブ能力を大いに発揮できるかっこうの場であるからです。

つまり料理は芸術に極めて近い。芸術の原理はモチーフの組み合わせや構成力で新しい表現を行うことと言えますから、モチーフを食材に換え、表現を味に換えれば、そのまま料理ということになるわけです。

こんな楽しいことを妻に任せておくなんてもったいない、そう考えたある夫はある日妻に今日から料理はすべて僕がやるからと告げました。すると妻はこう言いました。
「ありがとう、じゃあお任せするわ」
そして時間ができた妻はやがてある高名な画家に絵を習い始め、本物の芸術家になったとさ(^^ …ということもあるかも…(どこまでも男は女には勝てないのかもしれません(^^;)

和楽多屋スタッフ:MORI