和楽多屋日記

伝統工芸・和雑貨の「和楽多屋」店長の日記。

自転車の視界

台風で三連休は全滅かと思ったら、東京では昨日、海の日は朝から晴れ間が見えたので、自転車で少しツーリングを楽しむことにしました。

そういえば最近、本屋さんに行くと、自転車関係の本をよく目にするようになりましたね。内容はさまざまで、都会の車の渋滞を避けて通勤に使おうだとか、車に積んで郊外でサイクリングを楽しもうだとか…。

こう言っちゃ悪いですが、出版界も2匹目のドジョウを狙うのが常ですから(まあ、出版界に限らず、どの業界でもそうだと思いますが(^^;)、どれか一冊の自転車の本が売れたに違いありません。まあ、それはともかく、確かに自転車はエコや健康ブームに乗って、少しは注目されているということなのでしょう。

自動車にのっている時の視界と、歩いている時の視界って明らかに違いますよね。車で走っている時には見えなかった路地裏の建物やその町で生活している人々の姿が、歩いていれば見えることがあります。その移動するスピードによって世界が変わるわけです。その点、自転車は、徒歩よりもはるかにスピードもがあり、行動範囲も広いわけですが、見える世界は極めて徒歩に近いと思うんです。それは走るスピードにしても、走れる道にしても、自動車よりもずっと自由がきくからではないでしょうか。そういう意味では自転車は一番自由な乗り物なのかもしれませんね。

今度のお休み、あなたもこの自由な乗り物で、思いきり楽しんでみるのもいいかもしれませんよ。

※家に帰ってニュースを見たら、新潟・長野で大地震。被害に合われた方々には、お見舞い申し上げます。

和楽多屋スタッフ:MORI