和楽多屋日記

伝統工芸・和雑貨の「和楽多屋」店長の日記。

縁、えにし、大きな「えん」

「和楽多屋」のトップページは型染版画作品をGIFアニメで3作品を紹介、それにシリーズ解説として簡単な説明をし、月に2度ほど新しい作品を掲載しております。
何を載せるかはお任せいただき使用させていただいております。

今回は守礼之邦・雛人形(春惜月)・水引鳳凰です。
そのなかで「水引鳳凰」は「結ぶ」をテーマにしていて、年の始めどうしても載せたい一枚でした。

結納などに使われる日本の伝統工芸品「水引」です。
そのなかに素晴らしいことばが彫られています。あらためてご紹介いたします。

縁を結ぶ。心を結ぶ。手で結ぶ。

伊藤紘先生からいただいた年賀状には美しくデザインされた大きな「えん」というひらがな文字がありました。この世に偶然はなくすべては必然であるという、さる師の言葉を噛みしめながら新年を迎えた。と書かれていました。

鎌倉での個展で、はじめて先生とお会いし、作品をみせていただき型染版画を知りました。それがご縁のはじまりでした。日本の伝統文化を識ること。うまく書けませんが現代にあって忘れられている何かをこの手わざによる作品が教えてくれるような気がしました。
これはまさに次代に継承すべき日本の財産といえるものだと感じたのです。

作品の「水引鳳凰」は制作の意図とは少し違うと思いましたが掲載しました。

これからも「山あり谷あり」かと思いますが、「えん」は大切にしていきたいと思っております。

● 和の情報発信ブログ新設しました今後の内要などについては昨日のブログに。少しずつ充実できればと思います。スタッフのブログ同様よろしくおねがいします。

和楽多屋スタッフ: SEN