和楽多屋日記

伝統工芸・和雑貨の「和楽多屋」店長の日記。

宝船と七福神で縁起先取り。そして回文。


前のブログで野菜で創った宝船の写真を掲載しましたが、ついでに縁起のよい回文をひとつ。以前紹介しましたが良い文章だから今一度です。
「永き世の遠の眠りのみな目ざめ波乗り船の音のよきかな」
この歌は宝船の絵によく書かれる回文です。つまり始めから読んでも、終わりから読んでも同じ文章になります。
「なかきよのとおのねふりのみなめさめなみのりふねのおとのよきかな」
宝船に書かれるだけあって、なかなか縁起の良い文ですね。
宝船とは七福神が宝物を山のように積み込んで乗っている船のことですが、もともとはもっとシンプルなものだったそうです。悪い夢を見たときに、それが現実にならないように流すという「夢違え」の船が原形。日本人は周囲を海に囲まれた民族ですから、船には特別な思い入れがあるのは分かりますが、それにしても、贅沢な船になってしまったものです。
写真は吉祥墨彩画 宝船と七福神
http://www.warakutaya.com/iwaigaku.html
こちらは江戸木目込人形の可愛い七福神

http://www.warakutaya.com/kimekomi.html
今年もあと2ヶ月です。少し気が早いけど、今からぜひ縁起の良い七福神めぐりの計画などいかがでしょうか。