和楽多屋日記

伝統工芸・和雑貨の「和楽多屋」店長の日記。

紫陽花

先日の記事で「関東では梅雨入り宣言をしたにもかかわらず、連日の快晴」と書きましたが、今日も朝から晴れ(^^; でも明日からは下り坂になるみたいですね。そこで少しくらいは雨を期待する、ということで「紫陽花」のお話を…。

梅雨の時期にふさわしい花といえば、やはり紫陽花ですよね。花の色が次々に変わるところから、花言葉は“移り気”とか“心変わり”なんだそう。紫陽花にとっては迷惑かもしれません。
また、江戸時代には「ユウレイバナ」と言われて、まったく無視されていたとか。これも紫陽花にとっては迷惑な話です。

しかし一方では、“一家だんらん”“家族の結びつき”を象徴する花だという人もいます。これは紫陽花が小さな花がたくさん集まって一つの紫陽花になっているからでしょう。どこの世界にも助け船を出してくれる人はいるものです。

物の見方ってそういうことですよね。一方から見て悪くても、違う方向から見ると良くもなる…。でも、あまり多方向から見ると、結局何が何やら分からなくなってしまう。自分ではこの方向からしか見られないけれど、別の見方もあるんだ、くらいの認識でいいのかもしれません。

ところで私は紫陽花が好きです。雨に濡れた風景の中で咲くその花の色は、瑞々しく透明感があってきれいだと思いますね。一部の男性には移り気な女性が魅力的に映ることがあります。私もその口かもしれません(^^;

和楽多屋スタッフ:MORI