和楽多屋日記

伝統工芸・和雑貨の「和楽多屋」店長の日記。

和紙の可能性

「紙」といえば、今では洋紙、つまり西洋からその製法が伝えられた紙のことを指しますが、ご存知の通り、日本には伝統的な“和紙”という立派な紙があります。

和紙のルーツは「日本書紀」によると、推古天皇の時代、高麗の僧・曇徴(どんちょう)が伝えたとされています。その後、さまざまに工夫をこらされた和紙の製法は、日本独自の文化に溶け込んでいきました。平安時代には和紙をいろいろな色に染めたり、ぼかしを施したり、版木で文様を刷り込むなど、美しい美術和紙に発展していきました。

この時和紙はすでに、ただ筆で文字を書くための材料ではなく、美術品としての域に達していたと言えるでしょう。

そんな和紙の可能性を広げるアイテムが『和楽多屋』にもあります。

「和紙照明」と「和紙インテリア」です。

「和紙照明」は、和紙のもつさまざまな表情や優しい光の透過性を照明器具に活かし、「和紙インテリア」は、和紙のもつ自由な造形性をインテリアイテムに応用しています。

もともと日本の家屋は“木と紙”でできている、と言われ、和紙はインテリアにも大いに活用されてきました。

今や衰退の道をたどっているといわれる和紙ですが、もう一度見直してみるのもいいのではないでしょうか。

和紙照明
http://www.warakutaya.com/washishoumei.html

和紙インテリア
http://www.warakutaya.com/washiinterior.html


和楽多屋スタッフ:MORI