和楽多屋日記

伝統工芸・和雑貨の「和楽多屋」店長の日記。

八咫烏って何?

八咫烏(やたがらす)という「3本足の烏」がいます。この烏のことを私が知ったのは、サッカー日本代表チームの紋章からでした。そこで、この奇妙な烏のことが気になり、調べてみたら、何と日本書紀古事記に登場する神聖な鳥のことだったんですね。

それらの記述によると、神武天皇野国から大和国への道案内をしたということ。まさに日本の国造りの道案内人(烏)なわけです。

神のつかいである鳥がなぜ、3本足なのか。これにはいろんな説があるようで、熊野地方で勢力を誇った熊野三党を表しているという説や、熊野本宮大社主祭神である家津美御子大神の御神徳「智」「仁」「勇」の三徳であるという説、また、「天」「地」「人」を表すとも言われます。(「天地人」って大河ドラマのタイトルと同じですね)

まあ、そんな神聖な鳥をモチーフにしたブローチが『和楽多屋』で取り扱うことになりました。材質は赤銅で、着色や塗料ではなく煮色でブラックに仕上げてあります。ちょっと粋ですよね。


赤銅ブローチ 八咫烏 <やたがらす>

和楽多屋スタッフ:MORI