和楽多屋日記

伝統工芸・和雑貨の「和楽多屋」店長の日記。

ホタル

『ホタル』と聞いて思い浮かべるのは『火垂るの墓』。
子供の頃に観て、今でも胸が苦しくなってしまう・・・ちょっと寂しいイメージがあります。


ところで、なぜホタルが光るのかご存じですか?
ホタルが光るのはパートナーをみつけるための合図なんですって。
なんだかロマンチックですね(*^_^*)


そんなホタルの恋仲を邪魔してしまったのが、私たち人間です。
ホタルの幼虫は、水のきれいな環境でしか生きられません。私たち人間は、自然へと入りこみ、川の水をよごしたり、ゴミなどを残したりして、ホタルのすみかを荒らしてしまいました。
ホタルが生きられる川は、きれいな水であることが必要条件なのです。
現在は、ホタルの飛ぶ自然を取りもどそうと、全国各地で保護活動が始まっています。


板橋区ホタル飼育施設では自然の水辺と同じような働きを持った飼育環境をつくり飼育して蛍を間近で見学することができるそうです。
ゲンジボタル 6月15日(金)〜17日(日)
ヘイケボタル 7月20日(金)〜22日(日)
詳細はホームページでどうぞ。


東京の椿山荘では、庭園をホタルが住める環境に改装してディナーを楽しんでからホタル鑑賞ができるプランなどがあるそうです。
実は私も数年前に一度行ったことがあります。
静かな庭園をホタルが飛び交って、とても幻想的でしたヨ。


もちろん東京でも自然が沢山残っている青梅市でもホタルを鑑賞できるそうです。
ホタルは湿度が90%以上のところが好きで、雨あがりの蒸し暑い無風の日に、活動的になります。反対に、気温と湿度が低くて月明かりのある日や、雨の日、風の強い日には、じっとしています。
ですから、行けば必ずホタルを観ることができるとは限りません。


環境のことを考えながらホタルを鑑賞してみはいかがでしょうか(^_^)


スタッフ:MU