和楽多屋日記

伝統工芸・和雑貨の「和楽多屋」店長の日記。

世界に翔べるか栃本翔平

葛西、岡部、船木。言わずとしれた長野五輪のジャンプ三本柱です。
彼等が今、世界で戦う時に海外選手によく言われること。
「まだ現役やってるの?」だそうです。^^;
諸外国の強豪はとっくに世代交代がなされる中、日本はいまだに新星が現れず長野のベテラン勢を超せていない現状を冷やかされてしまうわけですね。
そうなってしまった理由は明白で、スキージャンプのルールが大幅に改正され、身長の比率に合わせた板の使用を義務づけられ、要は身長が低い日本人が有利なルールを長身選手が有利なルールに改正されてしまったのが原因なわけです。
この改正で次期エースとして期待されていた船木などは改正後極端な減量で痩せ細り自慢のイケ面が見るに耐えないようなゲッソリした風貌に変わっていた時にはかなり驚かされました。
おかげで日本ジャンプ界は長い長い冬の時代の到来・・・。
いやー正直、僕はもうジャンプはダメかな?と思っていた矢先の栃本翔平選手の登場でした。
目の覚めるような大ジャンプでベテラン勢を逆転しましたね。
何しろまだ高校生ですからまだまだ伸びしろが期待できるのも良い。
しかしそれでも一本目のジャンプで葛西(35)が最長不倒をマークして2位。岡部(37)が3位とまだまだベテランが強いという印象。この二人を完全に突き放す実力を持たなければ世界の舞台では到底勝つ事はできません。
栃本翔平選手にはこのまま伸び続けて長い長い日本ジャンプ界冬の時代を終わらせてほしい!
再び世界の舞台で日の丸を。翔べ、栃本翔平

スタッフ:S.K