宮里藍が悲願の米ツアー初優勝達成!
宮里藍が米国、欧州女子ツアー共催の「エビアン・マスターズ」でプレーオフの末、優勝しましたね。アメリカツアー4年目にして、初めての快挙です。しかし、その優勝の瞬間、彼女は飛び上がって喜んだのではなく、キャップで顔を隠して、涙をこらえていたのが印象的でした。
彼女は「乗り越えなければならないことも多かった」と言っています。その苦労が涙に現れていたのでしょう。
4年前、アメリカツアーに参戦した当時の宮里さんは、まさに日本女子グルフ界のエースでした。しかしその後スランプ。話題の中心は上田桃子らに移っていきました。その間、宮里さんのあせりや苦悩はたいへんなものだったと思います。
しかし、彼女はクレバーな選手でした。才能もあり、技術的にも申し分ない彼女の課題は、人一倍負けん気が強い、その感情のコントロールだったのではないでしょうか。
「バーディーをとりたいとあせる気持ちをおさえて、目の前の一打に集中するようにした」そうインタビューに応えています。このことは誰もが分かっているはずです。でも、実現は難しい。
そこを実現させるのは、自分を冷静に分析する力です。そこから感情のコントロールもできるようになるのです。自分が今、どういう状況にいて、何をなすべきか。それを考えるトレーニングが、今回の優勝につながったに違いありません。
宮里藍さん、おめでとうございます。
和楽多屋スタッフ:MORI