和楽多屋日記

伝統工芸・和雑貨の「和楽多屋」店長の日記。

伊良部秀輝投手が月給16万円でも現役再出発

 ロッテ、ヤンキースなどで活躍した伊良部秀輝投手(40)が10日、高知市内でプロ野球独立リーグ、四国・九州ラインランドリーグ(IL)の高知と正式契約を交わし、入団会見を行った。今年6月に米国の独立リーグで5年ぶりに現役復帰した日米通算106勝右腕は、日本球界復帰を目標に掲げた。会見後には即練習に合流し、いきなりブルペンで99球。背番号は14。月給16万円(推定)から再出発する不惑の右腕は、23日の愛媛戦(高知)でデビューする。(引用:スポニチアネックス)

伊良部選手といえば、かつて日本のプロ野球で数々のタイトルを手にし、最後はメジャーにまで行った名選手。しかし一方でヤンキース時代にファンに唾をかけて「ビッグ・チャイルド」と呼ばれたこともありました。が、それは彼のプライドの高さと負けん気の強さを示すものでしょう。

その伊良部が大卒の初任給にも満たない給料で日本のプロ野球独立リーグへ。しかも年齢はすでに40。彼の目標は「日本のトップリーグ」復帰ということですが、かなり厳しい道のりに違いありません。

アスリートには二つのタイプがあります。まだ活躍できるときに華々しく辞めていくタイプと、最後までボロボロになるまで現役を続けるタイプ。サッカーでいえば、前者が中田英寿で、後者が三浦知良でしょう。

しかし、伊良部選手はそのどちらにも属さないような気がします。形だけみれば後者ですが、彼はいったんは現役を引退して、その後の復帰です。しかも野心を持っている…。

続けることに意味を見出しているのではなく、栄光を再び手にすることを本気で思っているのです。

それは悪くないことだと思います。勝負の世界に生きる人間として、栄光を目指すのは当たり前ですよね。年齢がいくらいっていても、そんな野心をいまだに抱く伊良部は、やはり伊良部らしさを失っていなかったといえるでしょう。ちょっと期待しています。

和楽多屋スタッフ:MORI