和楽多屋日記

伝統工芸・和雑貨の「和楽多屋」店長の日記。

物の価値というもの…

『ニューヨーク時事』の記事によると、「千利休が品質を保証したとされる茶つぼ「千種(ちぐさ)」が17日、ニューヨークの競売商クリスティーズでオークションに掛けられ、予想額を大幅に上回る66万2500ドル(約6030万円)で落札された」そうです。予想落札価格が10万〜15万ドルだったというわけですから、すごいですね。

物の価値というものは様々な要素で変わります。株などがいい例ですが、買い手が多くなると上がるものもあるし、上記のオークションのように、手に入れるためには高額でも構わないという人があれば上がったりします。

ですから、絶対的な価値というものはなく、いつも価値というものは相対的にならざるを得ません。あくまで自分にとって、どれだけの価値があるのかによって決まり、ある人にとっては二束三文でも、別の人にとっては物凄く価値があるものもあるわけです。

ですから、価値観というのは、もしかしたら、その人の人生観とつながっているのかもしれません。そう考えると、ちょっと怖い気もします。だって、値段をつけるだけで、自分の人生が分かってしまったら、嫌でしょ?(笑)



あなたはこれにどんな価値をつけますか?

和楽多屋スタッフ:MORI