和楽多屋日記

伝統工芸・和雑貨の「和楽多屋」店長の日記。

舗装道

11月は別名「霜月」ともいいますね。

私の住む東京もこのところすっかり寒くなっています。でも霜はあまり見なくなりました。ましてや霜柱というともう何十年も見ていない気がします。

考えてみたら、舗装された道ばっかりだ…。

昔なら雨が降れば水たまりができ、それをよけて歩いても靴がドロで汚れたものですが、今ではそんなことはまずありません。少し大雨が降れば、アスファルトの道の表面を川のように水流が流れて下水口に落ちていきます。

東京には水害を防ぐために、地下に浸水対策の大きな空間を作っているそうです。テレビで一度見ましたが、何とも殺風景で味気なく、不気味な感じさえしました。

もしかすると舗装しなければ、土が水をほどよく吸収してくれるかも…
そして林や森がもっとあれば、さらに吸収力は強くなるかも…


そんなことをふと思ってしまいました。でも、きっと都市は、後戻りはできないのでしょうね…


和楽多屋スタッフ:MORI