和楽多屋日記

伝統工芸・和雑貨の「和楽多屋」店長の日記。

レタス

夏の葉物野菜の代表といえば、やはりレタスでしょうか。
歴史は古く、紀元前6世紀、ペルシャ王の食卓に供せられていたと伝えられています。日本では、「ちしゃ」と呼ばれ、中国から伝わって、すでに平安時代には栽培されていました。でも、今の私たちがレタスと呼ぶものとは大分違っていて、下のほうの葉から掻きとって使う「掻きちしゃ」だったようです。

レタスは、成分の95%が水分ですが、カロチン、ビタミンC・E、カリウムなど、体に必要な栄養素をバランス良く含んでいます。また、便通の促進に欠かせない食物繊維、貧血の予防効果がある鉄分、口内炎や肌荒れに効果がある葉緑素などが含まれていますので、夏の健康のために大いに食べたい野菜のひとつですね。

さて、お料理としては生で食べることの多いレタスですが、レタスチャーハンなど、加熱してもおいしいですよね。それに油と一緒に調理すると、カロチンやビタミンEの吸収がよくなります。

残暑厳しき折、こんな扇子で涼をとるのもいいかも。


樋口一葉の肉筆和歌を木版画にした扇子です。


和楽多屋スタッフ:MORI