キャッチ&ストマック
最近は少し寒い日が続きましたが、今日あたりは少し暖かく、春の訪れを感じますね。
春と言えば釣りのシーズンでもあります。「のっこみ」という言葉がありますが、春、魚が産卵をするために、浅瀬に移動することで、よく魚が釣れるわけですね。釣りというと昔はオヤジの趣味と相場は決まっていましたが、最近は、若者や女性も釣りを楽しむようになりました。
その一つの理由にルアー釣りが普及したことにあります。ルアーとは疑似餌のことで、魚や虫の形に似せたプラスチックや金属の玩具みたいなものをつけて釣るわけです。見た目もカラフルで美しいし、何しろミミズなどの気味の悪いエサを触らなくて済む… それに、たとえばキムタクなどの有名人が興じているとなれば、人気も出るわけです。
しかし、そのようにして釣れる魚は限られています。その代表的な魚がブラックバスやブルーギルなどの外来種。もともとルアーは海外で発達した釣りですからね。しかもかっこよく釣った魚は逃がしてやるという“キャッチ&リリース”などのマナーまであります。
しかし、釣り遊びのために無断放流されたブラックバスなどが、日本の河川の生態系を崩し、絶滅の危機に陥っていることはご存知の通りです。
だから、ここは“キャッチ&リリース”ではなくて、“キャッチ&ストマック”でいきませんか? つまり釣った魚は胃に収めるのです。これが釣りの本来の姿ですよね? ただの遊びで釣られるよりも、食べられれば魚も本望だと思うのですが(^^
和楽多屋スタッフ:MORI