和楽多屋日記

伝統工芸・和雑貨の「和楽多屋」店長の日記。

2012-01-01から1年間の記事一覧

木目込み体験の写真など

7/11のブログに外国の方の木目込み人形の体験を和楽多屋が協力、実現したことを書きましたが、ここにはその時の木目込人形体験の写真をいくつか掲載します。 前もっていくつか時間内に作り終えるよう。選び好みの人形にトライ! お母さんと娘さんご機嫌です…

「江戸木目込人形」外国の方が体験。

今日は大変に楽しい一日になりそうです。実は「江戸木目込人形」に外国の方がぜひ体験したいということ、それも家族でなんです。和楽多屋があいだに入り、田辺人形店(江戸木目込み人形)さんとMUST LOVE JAPN(外国に日本を紹介するサイト)さんのうれしい…

日本の文化を世界に発信!

●伊藤紘氏 JAPAN EXPOにて日本の文化を世界に発信 ●2012.7月5日〜8日パリ・ノールヴィルバンド展示会場 アニメや漫画がばかりが注目されるなか、版画部門から参加するのは伊藤紘氏お一人だけ、いよいよ今日からです。頑張っております。 “日本のこころ”“日本…

「だから、ぎゅーと抱きしめて」

今日のブログはいつもの「和」のことではなく、川崎しげるさんのブログ定義カフェ「心の絆」についてです。 彼のブログは、私には少し難しいところもあるのですが、ことばの定義カフェは毎月どんなことがテーマになっているのか必ず読んでおります。 2012年7…

「和風照明」に新風!

「布」と「灯り」の新しい幻想美の世界。 先日、ブログでお知らせいたしました新しい感覚の「和風照明」です。日本を代表する浮世絵などをモチーフに日本の伝統、着物の生地の柄、色彩の美しさを淡いほのかな温かみある灯りに彩りました。世界に一つしかない…

夏の涼「帯留」と「かんざし」

夏の熱さを、涼しげに「金魚の帯留」と「とんぼ玉のかんざし」 昨年は自粛ムードで、各地で花大会が中止に追い込まれましたが、花火大会といえば日本の夏の風物詩です。「金魚」の帯留めの着物や浴衣姿で思い切りお洒落をして楽しんでみてはいかがでしょうか…

世界にひとつ、新しい照明のかたち。

「布」が奏でる「和」の灯り。近日(6月中)に掲載予定!です。日本を代表する浮世絵などをモチーフに「布」と「灯り」の新しい幻想美の世界にご期待ください。 日本の良き伝統、文化「着物」の生地などを使用し、歌舞伎、歌磨、写楽、東海道五十三次、富獄…

サッカーファンならきっと自慢。

2014年のWカップにむけてのサッカーの予選が始まり日本は好調なすべり出しをみせています。 圧倒的な観客動員数がその戦いの熱気を物語っています。にわかサッカーファンは別にして、八咫烏<やたがらす>は、日本サッカー協会のシンボルマークに用いられて…

信楽焼セレクション

梅雨入りした東京は昨日は雨、寒さで震えました。今日はいい天気とはいえませんが上着は手放せませんでした。 梅雨のこんな時、こころ和ませてくれる信楽焼の陶器、和楽多屋がセレクトした、傘立て、花器、灯をおすすめします。 ひと口に信楽焼と言ってもさ…

葛飾区伝統産業館がよく解る。

以前ブログでお知らせした葛飾区伝統産業館について、山中事務局長の親切な解説と職人会のイベントと併せて動画で解りやすくまとめましたのでご覧ください。「和」のことをもっと知って欲しいと考える「和楽多屋」と日本のことをもっと知って欲しいと考える…

原監督の大きな顔

信じられない原ジャイアンツの快進撃!。開幕から予想を裏切る最悪のスタート、そのつまづきから現在を予想できた人はいなかったはずです。 出勤の途中、ドームへ向うこの写真の左側に「打倒、○○○」で始まる12人の覚悟が記されたポスターが通路左右にあり、…

東京スカイツリーにかかる見事な虹。

私の写真の師匠でもある伊藤ひかるさんからメールをいただきました。メールの内容は「昨日の午後、突然の豪雨だったので雨宿りにお近くのシビックセンターに行きました。運良く下記の虹の写真が撮れました。お忙しいでしょうがご覧頂ければ幸いです。」とあ…

今、大切にしたい「心」

ことばのなかから明日に向け、新しい勇気や「光」に出会うことができるかもしれない。お地蔵さんが合掌する、この開運招福の祝い額は、お祝い用やインテリアとしてご自分用に、さらには外国の方へのお土産に、お洒落でひと味もふた味も違った記念品としてき…

葛飾区伝統産業館を訪ねる。

「私、生まれも育ちも葛飾柴又」というのはご存知「フウテンの寅さん」ですが、私も葛飾の生まれ、現在は対岸の矢切の近くに住んでいて葛飾はふるさとでもあります。5月19日(土)MUST LOVE JAPANさん(日本の観光地などを外国人向けに紹介しているサイトを…

この一冊。日本人の「こころ」その復活に迫る。

日本人が忘れようとしている自分自身のアイデンティティ。日本の文化そのものをモチーフに制作された作品集のおすすめです。 今、人々が忘れてはならない日本人の「こころ」を作品を通して感じとって頂けるのでは思います。江戸小紋や沖縄の紅型などと同じ伝…

景気をつけろ。塩まいておくれ!

そ〜れ、それ、それお祭りだ!東京・浅草の三社祭は,また印半纏たちの晴れの舞台でもある。揺れて弾んで,揉みあう纏文字の競演が,江戸伝統の祭りに一層華を添える。 かつては観音祭・船祭・示現会に分かれていたが、1872年から5月17・18 日に行われるよう…

「母の日」と、ついでに「父の日」?

いろいろあった連休も終わり、仕事の波に乗り切れないまま週末になってしまったという方も多いことでしょう。 5月13日(日曜日)は母の日。贈り物にカーネーションを選ぶようになったのは、いったいいつ頃からかわかりませんが、花は贈る人の“気持ち”を一番…

いきなり「Hello!」私は英語がしゃべれない。

電話にでる。いきなり「Hello!」海外の方からだ。まてまて、私は英語がしゃべれない。しかしカタコトの日本語でしたが、そちらへ伺いたいということは理解できました。どんな話になるかは分からないけどOKをしました。そしてメールをしますとのこと。すぐ英…

フィレンツェ、そしてパリから。

●フィレンツェから…4月26日の読売新聞に「和の精緻 イタリア うならす」とあり、イタリアのフィレンツェでの、企画展「日本近現代工芸の精華」が開催中(7月1日まで)が、日本の伝統工芸に培われたきた技と美に対する認識を国際的に広める取り組みの一環と…

和」の美・知恵。Part.3「道」

道、それは「真理」へとつながっている… ■精神や哲学の高みへ 2003年に公開された「ラストサムライ」は、日本人の武士道を正面から描いた作品ですが、欧米でも高い評価を受け、渡辺謙などの俳優が海外進出を果たすきっかけともなりました。 欧米で賛美される…

和」の美・知恵。Part.2

「和」の神髄を探る…2 極めることが日本文化の神髄。 ■実は日本は積極的な国民性をもっている 「日出づる処の天子、書を日没する処の天子に致す。恙無しや」 これは『隋書』東夷伝に記されている、倭王(聖徳太子など諸説あるようです)が隋の皇帝煬帝に送っ…

未来に向い力強く生き、少しづつ歩む。

足を踏ん張り、力強く歩む親亀。その背中で無邪気に遊ぶ子亀。 末長い家族の幸せ、亀は長寿の象徴。今、大切にしたい「絆」を感じさせる作品。 先人の心と技を受け継ぐ伝統工芸「高岡銅器」。いつの時代にも変わらぬモノづくりにかける情熱、磨き抜かれた炎…

和」の美・知恵。読まれてます。Part.1

「和」の神髄を探る…1 詫び寂び、そして粋 日本人の美意識の変化 日本の美意識といって最初に思い浮かぶのが「侘び寂び」ですよね。実は二つは別の意味なのですが、ひとつにして言われることが多いようです。 「侘び(わび)」とは、「わびしい」という形容…

焼き物の魅力

写真は信楽焼の花器陶芸が好きな方はたくさんいらっしゃいます。長年私は陶芸に魅力を感じることがありませんでした。 好きな方は、眺めるだけではあきたらず、ご自分で土をこね、焼くという方も少なくありません。 定年後の趣味に陶芸でも…と、陶芸教室に通…

Japan Expo日本の文化を世界に発信!

伊藤 紘氏「型染版画 左「水引鳳凰」、中「春夏秋冬」、右「いろは」 2012.7.5〜7.8 Japan Expo(ジャパンエクスポ)がフランス、パリ(ドゴール空港近く)にて開催、日本の文化が世界に発信されます。 “日本のかたち” 世界に誇れる「手技の芸術」。日本の伝…

桜と藁(わら)の大蛇。

先日の散策で発見。藁の大蛇、呪力で悪霊や悪疫を遮断。「辻切り」といい、人畜に危害を加える悪霊や悪疫が村落に入るのを防ぐために、村落の四隅の出入り口を霊力によって遮断することから生じた言葉だそうです。室町時代から約500年続いている行事だそ…

三椏の木と花「散策」回向院別院

4月8日(日)陽気に誘われ散策。昨年は少し遅かったけどここ回向院別院(市川市)に三椏の木と花を、見に出かけました。ご存知、和紙といえば楮(こうぞ)、雁皮(がんぴ)、三椏(みつまた)が有名。今年はどんぴしゃり。ちょうど桜の咲く頃なんですね。 三…

いざ、勝負。しょうぶ。菖蒲。

今から一ヵ月後はゴールデンウイーク真只中なんですね、同時に5月5日は端午の節句でもあります。 さて、五月人形ってどうして飾るようになったのか、ご存知ですか? もともと端午の節句は厄払いの行事が起源で、男の子の厄払いや健康祈願が行事が武家からや…

現実の風景と心象風景

実際に目にした風景を切り取り、永遠の中に閉じこめる…。写真は、そう定義できるかもしれません。しかし写真の風景は現実のものでありながら、撮影する人がどうレンズを向けたか、どんな思いでシャッターを切ったかで、ある意味現実以上の意味をもつ場合があ…

粋(すい)とはんなり

日本の美意識といえば、「侘び寂び」が代表的なものだといわれています。しかし、どうもこれらは高尚すぎて生活感がありません。マニアっぽいというか一部の知識人や趣味人の境地のような気がするのですね。美意識というのは、何もそのようなお偉い方々だけ…